2012年5月12日土曜日

南伊勢、静かなる新緑の名峰をゆく♪

2012年5月5日(土)晴れ

【標高】
白滝神社駐車場(25m)~切間の八[霧間の鉢](313.3m)~多幸良[諾炬羅]山(307m)
【コースタイム】
白滝神社駐車場(9:50)~白滝(10:00~10:15)~稜線(10:50)~切間の八東峰(11:10)~
切間の八頂上(11:25~12:10)~多幸良山北峰(13:15)~多幸良山本峰(13:25)~多幸良山北峰(13:40~14:15)~マイガイ林道(14:55)~白滝神社駐車場(15:30)


キリマノハチタコラヤマ

このへんてこりんな山の名前が気になり始めたのは何時の頃からだろう?
低山ながらアルペンムード漂う岩峰を眺めながらの縦走。美しき南伊勢の海の眺めを満喫できる抜群の眺望。この山を紹介する文章で必ずお目にかかるキーワードだ。
何時かは訪れたいと思っていたところに、先週の相賀浦浅間山から眺める「切間の八」の特徴ある山容。早く遊びにおいでよ♪と誘いかけているかの様に魅力的な稜線。
これはぜひともお邪魔しなければ・・・
新緑に萌える南伊勢の山肌も美しき五月晴れの一日。数年来の宿題であった南伊勢の名峰を訪れてみる。

南伊勢を横断するR260から、押渕の集落を抜けてゆくと、登山口の白滝神社に到着する。
静けさ漂う沢沿いの登山路は、南伊勢の海の傍とは思えぬ、まるで深山の雰囲気。程なくして神社の名前の通りの、御神体と思しき白滝がお出迎え。人里近い里山にも関わらず、思いのほか水量が豊富で美しい滝だ。
登山路は滝の左岸を詰め、奥へ奥へと沢沿いに続いている。

白滝

植林の里山の単調な景色を想像していたところに、雑木に覆われた涼しげな沢沿いの登山路への誘いは、何だかちょっぴり得をした気分。見上げると、五月の優しい陽光に光り輝く、木々の新緑が目に眩しい。
暫し美しき新緑のトンネルの中を彷徨う。

新緑輝く登山路をたどる

沢を外れて乾いた山道をたどる事数分。右手に稜線をトラバースして山頂へと向かう近道の分岐に出くわすが、ここは稜線を目指して迷わず直進。しばらく山道を詰めると、目の前の開けた稜線の縦走路に合流する。どうやら切間の八の東側のピークに登りつめた模様。樹幹には「霧間の鉢東峰」(265m)のプレートが。南側に切り開かれた展望地からの眺望は申し分なし。右手にこんもりと、緑美しき「切間の八」本峰の山体が横たわり、その左奥に贄湾の入り江が青く輝いている。左手には波穏やかな五ヶ所湾。
抜ける様な雲一つない五月の青空の下、早くも期待通りの、海のパノラマ劇場の幕開けである♪

切間の八より五ヶ所湾

東峰から緑に囲まれた稜線をほんの一登り。「切間の八」(313.3m)山頂へ。
さらに迫力を増す、リアス式に入り組んだ美しき五ヶ所湾の眺望。眼下の里山は萌える新緑に鮮やかに色づき、その奥には南伊勢の名山「鶴路山」、「龍仙山」の緑溢れる立派な山々。一転、北側の展望も大きく切り開かれ、伊勢の山屋の間ではお馴染み「七洞岳」から「獅子ヶ岳」、通称「度会アルプス」の峰々が、青空の下に延々と横たわる。

南伊勢の美しき入り江に♪

この申し分ない、青き海山の眺望をお供に、恒例のおやつタイム♪
本日のメニューはミニストップの「大きなパイシュー
大ぶりのパイシュー生地に包まれて、ボリュームたっぷりのカスタードとホイップクリームが至高のコラボレーション♪。青空に映える入り江の美しさに誘われて、お口の中も、幸せ味のハーモニーにほんわりと満たされる。

上品な甘さにまったりと浸りつつ、暫し心地よい五月の風を満喫する。



南伊勢の鹿島槍?
 切間の八から多幸良山へは、歩きやすいなだらかな縦走路が続いている。
緑に覆われた路を延々とたどってゆくと、やがて目の前に、岩の積み重なった立派な山体が飛び込んでくる。多幸良山本峰。とても300mそこらの低山とは思えぬ、実に堂々たる山容。実際には、北峰と合わせると、姿形良い双耳峰を成す多幸良山。稜線上から眺める美しい双耳峰の姿は、まるで「南伊勢の鹿島槍」と呼んでも決して大袈裟ではない、実に端正で素晴らしき山容である。

山頂直下の急登を一気に登りつめ、「多幸良山北峰」(307m)へ。
目の覚める程の海のパノラマ劇場は、いよいよクライマックスへと!

阿曽浦と見江島を望む

舞台一杯に広がるのは、阿曽浦から贄湾にかけての大パノラマ。その背景には、熊野灘と青天を分かつ遥かなる水平線。阿曽浦の奥にはイワツバメの越冬地としても知られる堂々たる見江島の姿。阿曽浦へと渡る、南島橋と阿曽浦大橋の南島親子大橋。波静かな贄湾に浮かぶ景勝戸島も、ここから見ると、まるで精巧なミニチュア細工の様。
青い海、青い空、緑輝く山々。素晴らしき舞台の上、五月の爽やかな風を受けながら、どの役者も思う存分にその魅力を輝かせている♪。

少し遅めの出発だったせいか、人っ子一人出会わない静かな山歩き。
風の音だけが響く静かな山頂。見応え十分のこのパノラマ劇場を、時間も忘れ、独り占めで思う存分に満喫する。

マイガイの谷をゆく

いつまでも離れ難き眺望に後ろ髪を引かれつつ、下山は沢音涼しげなマイガイの谷へ。
こちらもまた、海の近くとは思えぬ深山の雰囲気漂う、沢沿いの散策路。
暖地性シダの群生地としても知られるこの辺り。シダに囲まれた路を、里を目指して一気に下山する。


緑萌える新緑と、アルペンムード漂う岩峰の稜線。そして何より、息をのむ美しき南伊勢の海の大パノラマ。「切間の八」に「多幸良山」。南伊勢はおろか、三重県内でもトップクラスの名峰に名を連ねてもおかしくはない。長年思い続けてきた事も満更ではなかった・・・想像以上の散策路♪

風薫る五月、五月晴れの南伊勢名峰ハイクの一日でした。


南伊勢の新緑美しき稜線ハイクをウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。
↓↓↓
南伊勢の新緑散歩♪





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2012年5月6日日曜日

光り輝く海と山。南伊勢の海岸線をゆく♪

2012年4月29日(日)晴れのち曇り

【標高】
相賀浦漁港(0m)~局ヶ頂(310.7m)
【コースタイム】
相賀浦漁港(7:45)~相賀浦浅間山(8:00)~第3分岐(8:45)~局ヶ頂山頂(9:10~9:40)~かわ峠(10:15)~
海跡湖(10:30)~塩竃浜(10:40~12:15)~赤石鼻分岐(12:50)~赤石鼻(13:20)~網代浜(13:40)~
米子浜(14:15~14:35)~稜線(15:05)~相賀浦(15:25)


Yahoo地図で遊ぼ~♪(苦笑)
伊勢湾に面する我が町、明和町。
下御糸海岸に程近い我が家にマウスカーソルをピタリと合わせ、そのままページダウンキー(↓)で地図をひたすらスクロール。度会山地を乗り越えて南下したカーソルが、再び海(熊野灘)へと飛び出す直前に、緩やかな弧を描く美しい海岸線にたどり着く。

南伊勢町「塩竃浜(しゅうがはま)」

山道を歩いて越えなければたどり着けない、まるで俗世から隔離されたかの様に人気ない静かさに包まれる海岸。我が家から真南に存在するこの美しい海岸線。冬晴れの日にぜひ訪れてみたいと思いつつ、気づいてみれば桜の季節も通りすぎ・・・・。GW前半晴れの一日。ようやく思いを遂げる機会に恵まれる♪。
今回は、南伊勢の海を満喫する名峰「局ヶ頂」を経由して、塩竃浜~網代浜~米子浜をつなぐ周回コースをたどってみる。

【局ヶ頂より海岸線を周回するコースをたどる】
 スタートは、南伊勢町相賀浦の漁港町。
港を見下ろす高台には、廃校となった旧相賀小学校の建物を改修した体験宿泊施設の「海ぼうず」が聳え立つ。その校庭の奥からは局ヶ頂への登山路が続いている。そこからほんの一登りでたどり着くのが相賀浦浅間山。振り向けば朝陽に煌く相賀浦の海。ひしめく民家の瓦屋根が、春の柔らかな陽光に照らされきらきらと美しい。
ここより局ヶ頂山頂までおよそ3km。南海の明るい雰囲気に覆われた縦走路が、山頂に向かって延々と連なっている。左手にはそこかしこで、煌く熊野灘の大海原。

【稜線より米子浜を見下ろす】
 局ヶ頂の稜線は、沖合いから見るとぎざぎざの鋸の様に見える事から、漁師の間では別名「のこぎり山」とも言われている。
その名前の通り、縦走路は小刻みなアップダウンが連続する。わずか300m程度の標高とはいえ、海抜0mからの登りと、連続するアップダウン。加えて3ヶ月ぶりの山歩きと、初夏を思わせる様な強い日差しは、鈍りきった体に容赦なく襲い掛かる・・・
相賀浦トンネルからの登路が合流する頃、目の前に立ちはだかる最後のアップダウン。亀の様な歩みで悪戦苦闘する事数分。息も絶え絶えに登り着く局ヶ頂の頂上。
出迎えてくれるのは、目の覚める様なオーシャンビュー♪

【局ヶ頂山頂より五ヶ所湾入口を挟んで田曽浦方面を望む】
 目の前、赤石鼻の向こうに果てしなく広がる熊野灘の大海原。
左手には、止ノ鼻へと連なるリアス式の荒々しい海岸線。五ヶ所湾の入口を挟んだ対岸に、田曽浦の半島が横たわり、その奥に広がる英虞湾の向こうには、遠く志摩半島(さきしま半島)の山並みが、柔らかな春の海原の色彩に染まるかの様に、やんわりと霞んで見えている。
転じて右手には、緩やかな弧を描く塩竃浜の美しい海岸線。その奥に、再び海に山が流れ落ちるリアス式の海岸線が対照的だ。
山頂には、南伊勢町設置の立派な展望版も整備されている。晴れの一日。局ヶ頂山頂からは、爽快なるオーシャンビューを存分に満喫する事ができる。

【塩竃浜を見下ろす】
 この至高の眺めをお供に、ひさびさ山のおやつタイム♪。
本日のメニューはミニストップの「抹茶ロールケーキ」。
甘さ控えめしっとりクリームと、ほのかな抹茶味のロール生地が絶妙な食べ心地。味わい深き展望も加わって、大変おいしゅう頂きました~♪。

【美しき塩竃浜に♪】

おやつも堪能したところで、いよいよ本日の目的地?塩竃浜へ。
局ヶ頂から塩竃浜まで、これまたおよそ3kmほど。かわ峠までの下り路、途中、塩竃浜と海跡湖のコラボレーションを見下ろす事ができる。お隣、大紀町との境にある芦浜と芦浜池の組み合わせを髣髴させる眺めだ。海跡湖の周囲はハマナツメの群生地となっており、初夏の頃、可憐な花を咲かせる事でも知られている。
今まさに新緑も鮮やかな海跡湖の縁を通り抜け、白波寄せる海岸へと。玉石光る美しい海岸に、熊野灘の穏やかな波が打ち寄せる。浜に繰り返される白波の舞。幾度も幾度も、母なる海の調を奏でるかの様に・・・

【塩竃浜にて】
 塩竃浜
その昔、平氏の落人達がたどり着き、製塩業にて細々と暮らしていたという言い伝え。
人気ない海岸に一人たたずんで、繰り返される波の音にただ耳を傾けていると、あたかも平氏の落人達の息づかいまでもが聞こえて来る様・・・。
な~んてわざとらしい気分に浸りたくなるほど(苦笑)、この浜には人っ子一人いない、波の音だけが心地よく響いている。まるでプライベートビーチ気分で素晴らしいロケーションを独り占め♪。
初夏を思わせる様に照りつける、南海の明るい日差しを体一杯に浴びながら、秀逸なる浜の一時を思う存分に満喫する。
※おかげで真っ赤なお猿さん・・・(苦笑)

【打ち寄せる波飛沫】
 大休止の後は、塩竃浜から局ヶ頂への直登ルートへ。
浜の東、見落としてしまう程目立たぬ登り口から、局ヶ頂と赤石鼻を結ぶ稜線へと這い上がる。
振り返ると眼下には遠くなる塩竃浜。春霞に煙る海岸線は相変わらず美しい。
赤石鼻の先端までは、熊野灘の大海原を遥か眼下に見下ろす様なやせ尾根が続いている。目が眩むような高度感に足元がすくみそう・・・。足を踏み外さぬ様に気をつけながら、岬の先端、赤石鼻へ。

【赤石鼻への稜線より】
 赤石鼻からは、これまたプライベートビーチの様に静かな網代浜、米子浜へ。
網代浜から米子浜へのルートは、歩く人も少ないのか?蜘蛛の巣と格闘しながら、シダのジャングルをかき分けてゆく。漸くたどり着く米子浜は、松原と浜のコラボが美しい。日本の砂浜情緒をかきたてるかの様な光景だ。ただ、網代浜も米子浜も漂着物であろうか?打ち上げられたゴミが多いのがちと残念だ。
南伊勢の美しい海岸線、塩竃浜~網代浜~米子浜。
青空もいつしか春霞に覆われて、初夏の様な日差しも、やわらかな春の光へと変わっている。米子浜の波打ち際で、本日の行程を振り返りつつ、心地よい疲労感に包まれる。

【米子浜へと】

海抜0mからのアップダウンを繰り返しながら、およそ15kmほどの周回コース。鈍りきった体にはちとハードな行程ではあるが、光り輝く海あり山あり、そこかしこに南伊勢の自然美が詰まる、バラエティに富む海岸線ハイクに達成感は十分。
縦走の締めは、そよぐ春風心地よい相賀浦漁港にて、冷え冷えのガリガリ君♪。
身も心もほんわか充実。春の南伊勢、海岸線ハイクの一日でした。

【縦走の締めにガリガリ君♪】

南伊勢の海岸線ハイクをウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。
↓↓↓
光る海と山。南伊勢の海岸線をゆく♪



ちなみに・・・

Yahoo地図で、我が家にマウスカーソルをピタリと合わせ、そのままページアップキー(↑)で地図をひたすらスクロールすると・・・。
金沢市郊外の内灘海岸にて、カーソルは日本海へとたどり着く・・・。
内灘海岸・・・いつかは訪れなきゃね。(^_^)

皆様も一度お試しあれ。



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2012年1月9日月曜日

入道ヶ岳、鈴鹿山脈お手軽スノーハイク♪

2012年1月8日(日)曇り時々晴れ (時折小雪)

【標高】
椿大神社駐車場(220m)~入道ヶ岳(906.1m)
【コースタイム】
椿大神社駐車場(7:30)~井戸谷登山口(7:50)~井戸谷避難小屋(8:35)~北の頭分岐(9:30)
~入道ヶ岳山頂(付近散策 9:40~11:45)~北尾根避難小屋(12:20)~北尾根登山口(13:00)
【温泉】
鈴鹿さつき温泉(500円)


早朝の入道ヶ岳
山高きが故に貴からず。
1000mにも満たない山とはいえ、名峰、鈴鹿7マウンテンの一員、入道ヶ岳。
山全体が椿大神社の御神体で由緒正しき山である事。登山ルートが多くバラエティに富んでいる事。開放的な草原状の山上から抜群の展望を満喫できる事。そしてこの時期、比較的手軽に極上のスノーハイクを満喫できる事。名峰たる所以を挙げれば枚挙に暇はないが、茶畑広がる鈴鹿の台地の奥、四方に派生するイワクラ尾根、北尾根、二本松尾根に支えられた山容は、名峰の名に相応しい、堂々たる品格を醸し出している。
鈴鹿山脈主稜線のほとんどが、滋賀県との県境に位置しているのに比べて、入道ヶ岳は完全に三重県内のみに位置する、正真正銘三重の名山である。
束の間の晴れ間♪
イワクラ尾根、二本松尾根、小岐須渓谷、宮妻峡、これまで色々なルートで山頂に足を踏み入れてきたが、表道とも言うべきか?椿大神社からの登路を利用した事はなかった。
今回、あるブログ友さんのブログの影響というか・・・新春第一弾という事もあり、ご利益ある椿大神社をベースに、冬の入道ヶ岳、至高のスノーハイクにチャレンジする。

正月八日、早朝の椿大神社。
松の内と言う事もあり、早い時間とはいえ参拝客の声も賑やか。「おはようございます。」参道を掃き清める神職さんの声も清清しい。
爽快な井戸谷を詰める

本殿左手より舗装路をしばらく進むと愛宕社の鳥居。ここが北尾根コースの登山口。今回は、鳥居を右手に見送って舗装路を更に奥へと・・・
今回、登りには井戸谷コースを選択する。井戸谷コースは、鍋川の上流の谷を、入道ヶ岳と北の頭の鞍部へと詰めるルート。椿渓谷キャンプ場の奥が登山口だ。
小さな沢を渡渉して、登山路は植林地の中へ。積雪は10cmほど。今朝は強烈な冷え込みもなく、雪質も適度に柔らか、凍結の心配もない。ザックの中には、念のために4本爪の軽アイゼンを持参しているが、一先ず装着の必要もない。
それにしても、軽アイゼンを持参する山行なんぞ、何年振りだろうか?仕舞い込んだアイゼンを探し出すのにも一苦労した・・・(苦笑)
思わず童心に帰るぜ~♪
それほど、最近は軟弱登山に明け暮れてしまっているが、今回一念発起したのも、あるブログ友さんの山行報告の影響・・・。全くなんと人に流されやすい性格だこと・・・(苦笑)
細々とした沢の流れと付かず離れず、ざくざくと雪道を踏みしめながら、どんどんと井戸谷の上流へと詰めてゆく。積雪も20cm程になる頃、突然樹林帯が途切れ、頭上にぱあ~っと空が開ける。目の前には稜線へと続く雪原が遮る物もなく広がっている。白く輝く雪原と、時折見せる青空のコントラストがこの上もなく美しい。振り返ると、谷の向こうに広がる伊勢平野。遠く伊勢湾の縁には四日市コンビナート地帯の煙が棚引く。

山頂直下の風紋
爽快な眺望に後押しされながら、稜線までの最後の一登り。新雪に覆われた雪原は、気を抜くとずぼりと膝まで埋もれてしまう。右足を引き抜くと、次は左足がずぼり!半ばラッセル気味の斜面の連続は、正月三ヶ日で鈍った体には少々堪える。

そんな悪戦苦闘を繰り返しながら稜線へ。稜線上のアセビの低木林のトンネルを抜けると、お馴染みの鳥居のお出迎え。
標高906.1m、入道ヶ岳の山頂だ。

威風堂々、鎌ヶ岳
熊笹の開放的な草原に覆われる山頂も、この時期は白一色の世界。ただ、視界の開けた360度の大展望はいつも通り。眼下に見下ろす伊勢平野の広がりは、いつもながらに胸爽快なる眺め。振り返ると、雪に覆われた鈴鹿山脈主稜線の山並みが、まるでアルプスの峰々の様に美しく連なっている。特に鋭角に頭を持ち上げる鎌ヶ岳の堂々たる山容は、鈴鹿の槍ヶ岳の異名も決して大袈裟ではない位に、凛とした威厳に満ちている。寒風吹きすさぶ中、神々しい眺めに暫し時の経つのも忘れる。 

今日は「しるこフォンデュー?」
入道ヶ岳北西の斜面は、擂り鉢状の窪地になっている。ほとんど踏み跡もない緩斜面は、全面30cm近い新雪に満遍なく覆われている。目の前に広がるこの爽快なゲレンデに、思わず童心に帰って、転げ落ちる様に斜面をかけおりる。た・の・し・す・ぎ~♪
実際、入道ヶ岳山頂付近の積雪量は例年になく豊富との話。穢れなき純白に輝く冬の自然の贈り物。非日常的な美しき白銀の世界を、寒さも忘れてしまうかの様に思う存分に堪能する。

目一杯、雪と戯れた後は、風当たりの少ないゲレンデの傍らで、本日のおやつと洒落込む。
下界は華やか♪

本日のメニューは・・・これまたブログ友さんに影響されて、
おしるこにスライス切りもち。」
レトルトのおしるこの素を温めて、スライス切りもちを入れてと・・・あやや?コッヘルに移し変えたおしるこの分量が想像以上に少なくて、おしること言うよりも、むしろ「しるこフォンデュー」・・・(苦笑) しるこソースを絡めた柔らかスライス状の切りもちが、まるで赤福をお湯で溶かした様な食べ心地。まあ見た目はいまいちだけど味は上々。
寒い雪上にて、大変暖かく頂きました♪





椿大神社奥宮に、鎌ヶ岳の展望台「北の頭」。
2時間近く、美しき雪原にて思う存分の山上スノーハイク。日常を忘れる程の楽しい一時に、後ろ髪引かれる思いで、帰りは北尾根を激下り。
椿大神社は正月同様に社殿前の大行列で、いきなり日常に舞い戻った気分。唯一、晴れやかな振袖姿のお嬢さん方に心癒されて・・・各所で成人式典も催された、正月八日の鈴鹿の空でした。

入道ヶ岳スノーハイクをウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。
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入道ヶ岳、鈴鹿山脈スノーハイク♪


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2012年1月3日火曜日

お伊勢さんそぞろ歩き。(徴古館~古市界隈)


正月三ヶ日。
今年はお家で大人しく、昨年アップ出来なかった写真の整理を決め込む。そんな中から、正月らしく神宮ゆかりの写真をひとつ・・・

昨年の紅葉は、どこもかしこも色づきが今ひとつ。
という訳で、山での紅葉狩りはお預けだったが、とりあえず毎年歩いている神宮徴古館周辺の紅葉だけは、お約束どおりにパチリと。この辺り、別段紅葉の名所と言う訳ではないけれど、内宮周辺の雑踏から一転、静かで落ち着いた、神宮の秋の彩りを満喫できるスポットとして、個人的にはお気に入りの場所。

神宮の森に映える
神宮徴古館は明治44年開館の日本最初の私立博物館。
ルネッサンス様式の重厚なる洋風建築は、迎賓館なども設計された宮廷建築家の片山東熊の手によるもの。当時は、伊勢にご参宮される皇族方の貴賓室も併設されており、あのラストエンペラーの皇帝溥儀も利用されたと言う、歴史的にも由緒正しき建造物。現在の建物は、残念ながら空襲で損壊した建屋を修復改築したもの。
西洋庭園を前景にして、両翼を広げる鷹の様に荘厳な佇まいが、西洋の宮殿を髣髴させる。

神宮徴古館
徴古館の前には、伊勢神宮ご創建の皇女、倭姫命を奉った倭姫宮の鬱蒼とした常緑樹の森が広がり、柔らかな秋の陽光に輝く紅の紅葉と、常緑樹の緑のコントラストが、えも言えぬ美しさを醸し出している。この緑多き倉田山の一角には、その他にも農業館、美術館、神宮文庫など、神宮の歴史と文化を後世に伝える建造物が立ち並んでいる。
その間を、内宮と外宮を結ぶ参拝路の様に作られているのが御幸(みゆき)道路。皇族方ご参宮の折には、この路をご利用になって、外宮、内宮へとご参拝される。

御幸道路を横目に
徴古館の紅葉をしっとりと楽しんだ後は、御幸道路を横目に古市の丘陵へとそぞろ歩く。

古市一帯はその昔、参宮参りの旅人達を相手にした、一大歓楽街として栄えた地域。江戸の頃には、吉原などと並んで、五大遊廓街にも数えられていたと言う。伊勢参宮が庶民のブームとして大いに盛り上がりを見せるに連れ、古市の歓楽街も大いに隆盛を誇ったものと想像される。そんな賑わいも今は昔。
今では辺り一帯、すっかりと閑静な住宅街に様変わりし、往時の面影は微塵も感じられなくなってしまっている。
古市界隈、レトロな麻吉旅館
そんな中、当時の面影を唯一残しているのが、木造旅館の「麻吉」である。
内宮の森を南に見渡す傾斜地を利用して建てられているため、坂の上の2階建ての棟の入口が、すでに5階の入口になるという、何とも複雑な構造の6階建ての純木造旅館。創業は今から150年程前の嘉永四年(1851​年)。※一説には200年前とも。

創業当時のままの建物が今も現役で営業中である。旅館の棟の間を下る石畳の階段が、木造の渡り廊下をくぐる辺りの雰囲気は、実に風情のある光景である。

この麻吉旅館は、宮崎駿アニメ「千と千尋 の神隠し」で、八百万の神々が休息に訪れる湯屋のモデルになった宿の一つとも噂されている。真偽の程はともかくとして、お伊勢さんのご利益に見守られる様に、今なお古き伝統を守り続ける佇まいには、よしんば神々が宿ると言っても可笑しくはない、不思議な厳かさも感じられる。機会があれば、ぜひ一度は泊まってみたい宿だ。

古市からは、五十鈴ヶ丘や桜ヶ丘の団地を通り抜けて内宮へと。
秋冬の晴れた一日。ちょっぴりウォーキング気分でそぞろ歩くには、程よい距離。

締めは当然おかげ横丁へ!
冬季限定の「赤福ぜんざい」の程よい甘さが疲れた体に染み入ります♪。

最後のお楽しみはやっぱり♪
皆様もぜひ一度、秋冬のお伊勢さんそぞろ歩きへ!


お伊勢さんそぞろ歩きウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
↓↓↓
晩秋の伊勢そぞろ歩き




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2012年1月2日月曜日

新年明けましておめでとうございます。



2012年、皆様にとりまして晴れやかな一年となります様。心よりお祈り申し上げます。

当ブログも、三重県内の話題を中心に、細々とアップを続けますので、引き続きお付き合いの程、何卒よろしくお願い申し上げます。

2011年12月31日土曜日

冬の浜街道をゆく (さらば激動の2011年よ・・・)

デジブック「冬の浜街道をゆく」
・・・最近海のデジブックばっかりやな~・・・と言うつぶやきは置いといて・・・(苦笑)

冬の浜街道をデジブックにしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。
      ↓↓↓


                           三重県の地形図を眺めてみる。

松本峠より七里御浜
伊勢志摩国立公園を象徴する美しいリアス式海岸は、複雑に入り組みながら東紀州地方の海岸線をうねうねと縁取り南下して、熊野市街地の入口、景勝「鬼ヶ城」の断崖にたどり着いた所で終焉を向かえる。
これより、県境の熊野川河口までの凡そ25km。
緩やかに弧を描く美しい海岸線が、青く広がる大海原に抱かれる様、美しく澄みきった白波に洗われながら、遥か熊野の地へと続いてゆく。
熊野古道伊勢路、巡礼者を迎える最高の景勝地。
七里御浜
通称「浜街道」。日本の渚百選にも選ばれている、至高の参詣路である。

玉石敷詰めたる美しき渚
熊野灘の荒波に洗われ、丸く美しく磨かれた玉石敷き詰めたる海岸は、遥か彼方へと連なって、打ち寄せる波は限りなく青く、深く、美しく、旅人の疲れを癒す優しい調べを奏でている。

7年程前。熊野市内のお客様先へと。私自身、物心ついてから初めて熊野の地を訪れた。
尾鷲から矢ノ川峠の険しい山越えを通り抜けると、熊野への下り道は紀南地方特有の明るい陽の光に包まれる。
眼下には、きらきらと輝く熊野の海。
どこまでも続く海岸線
そして熊野市街地の入口、570m程の鬼ヶ城トンネルを走り抜けると、目の前にぱあ~っと、熊野灘と七里御浜の爽快なオーシャンビューが展開する。
そこに出迎えてくれるのは、三重県内で最も美しい海と、三重県内で最も美しい渚の至高のコラボレーション♪。
以来、県内一のこの美しい海岸にすっかり魅了されてしまった事は言うまでもなし。

古の昔、熊野古道を旅した参詣者達も、伊勢路の最大の難所、八鬼山越えを通り抜け、最後の松本峠にたどり着いた時、きっとこの七里御浜の眺めに、遥か熊野の神の恵みを拝む思いだったに違いない。


今日のおやつ♪
2011年暮れ。この美しい海岸をデジブックの作品にしたくて、久しぶりに七里御浜を訪れる。道の駅「パーク七里御浜」に車を停めて浜に出てみると、いつもと変わらぬ美しい海岸が出迎えてくれる。玉石敷詰めたる美しい渚に、青く澄み渡る熊野の海。空は限りなく青く美しく、冬の浜街道を優しく覆っている。
そんな至高の眺めをお供に、今年最後のおやつはちょっぴり豪華「チョコバナナクレープ♪」
ボリュームたっぷりのバナナと甘さ控えめの生クリームの至高のハーモニー♪
今年最後を締めくくる最高の贅沢を、最高の眺めと供に。大変おいしゅう頂きました。

この日の七里御浜は、いつもと違い驚くほど波穏やか。
海が牙を剥いた2011年。熊野の地も豪雨により甚大な被害を被った。偉そうな事を言いながら、人間なんて所詮は自然の猛威の前には哀れなほど無力。偉大なる大自然に生かされている事を、謙虚に受け入れる必要性を改めて認識されたこの一年。
来るべき2012年は、この日の海の様に穏やかな一年となります様。

さらば激動の2011年よ・・・
2012年。日本中の皆様にあまねく幸あらんことを。
 
2011年暮れの浜街道をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
↓↓↓
浜街道 冬模様



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2011年12月17日土曜日

熊野古道伊勢路、馬越峠~天狗倉山をゆく

2011年12月11日(日)晴れ

【標高】
道の駅海山駐車場(35m)~馬越峠(325m)~天狗倉山(てんぐらさん)(522m)
【コースタイム】
道の駅海山(9:40)~馬越峠道入口(9:45)~夜泣き地蔵(10:00)~馬越峠(10:40)
~天狗倉山(11:00~11:50)~馬越峠(12:05)~馬越公園(12:45)~尾鷲駅(13:25)
【温泉】
夢古道おわせ(600円)

熊野古道伊勢路。
伊勢参りの旅人が、熊野大社を目指した行程およそ170kmの参詣道。古くからの石畳道が保存状態良く残され、熊野灘沿いに南下する風光明媚な巡礼路は、2004年、ユネスコの世界文化遺産として登録された。文化遺産登録を機に、三重県では官民を上げて熊野古道詣でのPRに躍起である。それが功を奏し、今まであまり脚光を浴びる事がなかった東紀州地域に、著しく人の流れを呼び寄せている事は間違いない。2年前、増加する観光客を見込んで、東紀州地域初のマクドナルド(R42号尾鷲店)がオープンした時には新聞のネタにもなった・・・(苦笑)

尾鷲杉とシダに囲まれた石畳道
地域振興の起爆剤ともなる平成の熊野詣道。その中でも、特に人気のコースの一つが「馬越峠道」。古びた石畳道が特に美しく保存され、峠からは、爽快なる大展望を味わえる天狗倉山(てんぐらさん)へも一登り。
「道の駅海山」から、あるいは「尾鷲駅」からと、アクセスも比較的便利な事もあり、熊野古道歩きビギナーにとってもお奨めのコースである。
今回、天狗倉山からの大展望に期待を寄せて、初冬の馬越峠道に初めて足を踏み入れてみる。

木漏れ日の石畳♪
「道の駅海山」に車を停め、R42号線沿いの馬越峠道入口へ。R42からの石段を登ると、早速、尾鷲杉とシダに囲まれた古の石畳道がお出迎えだ。よくぞこれだけの石畳を敷き詰めたものだ・・・と感心するほど、大小様々、苔むした重厚な石畳が、峠に向かって延々と続いている。熊野古道伊勢路のパンフレットでもお馴染み。適当な場所をセレクトして、お約束の石畳道の撮影にいざ挑戦!・・・とは言うものの、薄暗く、色彩にも乏しい石畳道の光景は、かなり難しい被写体の部類の一つ。露出調整も難しく、延々と続く石畳に構図も単調になりがち。苦しまぎれに樹間より漏れる陽の光を入れて見たり・・・と小手先の演出が精一杯。仕上がりを見てみると、どれ一つ思い通りの結果とならずにがっかり・・・(泣)
コンデジの限界?というよりも撮影技術の限界をあらためて痛感する。

天狗倉山より大台ヶ原方面
そんな涙ぐましい奮闘を繰り返す事およそ1時間。樹林に囲まれた馬越峠(325m)に辿りつく。ここから天狗倉山まではおよそ20分。とは言っても、気軽なハイキング気分で熊野古道を歩いてきた方々にとっては、ちと手ごわい、ハードな登りが続いている。
絶景を目指して黙々と高度を稼ぐこと数分。目の前に巨大な露岩が立ちはだかると、ようやく天狗倉山山頂だ。鉄製の梯子を使って露岩をよじ登ると、頭上にぱあ~っと初冬の紺碧の青空が広がっている。

尾鷲湾を望む

北西方向、銚子川の谷の奥には、台高山脈の山並みが連なり、三重県境最高峰の大台ヶ原、日出ヶ岳のなだらかな山容も指呼の間だ。大台ヶ原へのルートの一つ「尾鷲道」。大杉谷の崩壊により、唯一残された三重県側からの大台ヶ原への登路であるが、その山深さ、アクセスの悪さから、近年は利用する者もなく荒れ果てているとの事。青天の下、穏やかに横たわる大台ヶ原の山並みを眺めていると、テントを担いでのんびりと辿ってみたい気分が沸き起こる。いつかは歩いてみたい「尾鷲道」。


今日のおやつ♪
山頂の露岩の傍らには、南側に開けた別の大岩が横たわる。その上に登ると・・・お待ちかね!眼下にきらきらと輝く尾鷲の海のお出迎え♪。
尾鷲湾を挟んで横たわるのは大曽根浦の半島部。その左手に熊野灘の大海原が青空の下に広がり、右手には尾鷲の市街地がミニチュアの様に密集する。市街地の奥には東紀州地域最高峰の高峰山から、熊野古道伊勢路の最難所、八鬼山への山並みが、熊野に向かう旅人達を遮る壁の様に重々と連なっている。
まさに爽快な大展望♪。
古の熊野古道を行き来した旅人達も、峠からほんの少しの寄り道をしたのだろうか・・・?

便石~天狗倉山を望む

そんな古の旅人に想いを馳せつつ、大展望をお供に本日のおやつタイム♪
今日のメニューは、古道よろしく和の味わいの
つぶあん小豆最中

最中は、最近話題のテレビドラマのキーアイテムのひとつで、ちょっと気になっていた一品。さくさく皮に包まれた甘さ控えめの小豆餡が、以外と絶妙にコーヒーとマッチする。古道を巡る旅人気分で、大変おいしゅう頂きました♪。

程よい甘さを満喫した後は、峠から明るい石畳道を尾鷲側へと下る。馬越峠からは天狗倉山とは別に、便石(びんし)という山にも登る事ができる。こちらも山頂付近の露岩からの眺めに優れた、展望の名山ではあるが、本日は次のお楽しみの温泉に目が眩み(苦笑)、便石への山旅は次回のお楽しみに・・・。

尾鷲市街からは、馬越峠を挟んで、天狗倉山と便石の眺めが実に美しい。その二つの名山の間には、遠く台高山脈の山並みを望む事もできる。これからの季節、雪に覆われた台高の山並みも美しく望まれる事であろう。海の町のイメージの尾鷲ではあるが、中々どうして、美しき望岳都市の一面も垣間見えた、初冬の熊野古道、小春日和な一日でありました。

初冬の熊野古道馬越峠道をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
↓↓↓
熊野古道、馬越峠道をゆく



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