2011年12月31日土曜日

冬の浜街道をゆく (さらば激動の2011年よ・・・)

デジブック「冬の浜街道をゆく」
・・・最近海のデジブックばっかりやな~・・・と言うつぶやきは置いといて・・・(苦笑)

冬の浜街道をデジブックにしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。
      ↓↓↓


                           三重県の地形図を眺めてみる。

松本峠より七里御浜
伊勢志摩国立公園を象徴する美しいリアス式海岸は、複雑に入り組みながら東紀州地方の海岸線をうねうねと縁取り南下して、熊野市街地の入口、景勝「鬼ヶ城」の断崖にたどり着いた所で終焉を向かえる。
これより、県境の熊野川河口までの凡そ25km。
緩やかに弧を描く美しい海岸線が、青く広がる大海原に抱かれる様、美しく澄みきった白波に洗われながら、遥か熊野の地へと続いてゆく。
熊野古道伊勢路、巡礼者を迎える最高の景勝地。
七里御浜
通称「浜街道」。日本の渚百選にも選ばれている、至高の参詣路である。

玉石敷詰めたる美しき渚
熊野灘の荒波に洗われ、丸く美しく磨かれた玉石敷き詰めたる海岸は、遥か彼方へと連なって、打ち寄せる波は限りなく青く、深く、美しく、旅人の疲れを癒す優しい調べを奏でている。

7年程前。熊野市内のお客様先へと。私自身、物心ついてから初めて熊野の地を訪れた。
尾鷲から矢ノ川峠の険しい山越えを通り抜けると、熊野への下り道は紀南地方特有の明るい陽の光に包まれる。
眼下には、きらきらと輝く熊野の海。
どこまでも続く海岸線
そして熊野市街地の入口、570m程の鬼ヶ城トンネルを走り抜けると、目の前にぱあ~っと、熊野灘と七里御浜の爽快なオーシャンビューが展開する。
そこに出迎えてくれるのは、三重県内で最も美しい海と、三重県内で最も美しい渚の至高のコラボレーション♪。
以来、県内一のこの美しい海岸にすっかり魅了されてしまった事は言うまでもなし。

古の昔、熊野古道を旅した参詣者達も、伊勢路の最大の難所、八鬼山越えを通り抜け、最後の松本峠にたどり着いた時、きっとこの七里御浜の眺めに、遥か熊野の神の恵みを拝む思いだったに違いない。


今日のおやつ♪
2011年暮れ。この美しい海岸をデジブックの作品にしたくて、久しぶりに七里御浜を訪れる。道の駅「パーク七里御浜」に車を停めて浜に出てみると、いつもと変わらぬ美しい海岸が出迎えてくれる。玉石敷詰めたる美しい渚に、青く澄み渡る熊野の海。空は限りなく青く美しく、冬の浜街道を優しく覆っている。
そんな至高の眺めをお供に、今年最後のおやつはちょっぴり豪華「チョコバナナクレープ♪」
ボリュームたっぷりのバナナと甘さ控えめの生クリームの至高のハーモニー♪
今年最後を締めくくる最高の贅沢を、最高の眺めと供に。大変おいしゅう頂きました。

この日の七里御浜は、いつもと違い驚くほど波穏やか。
海が牙を剥いた2011年。熊野の地も豪雨により甚大な被害を被った。偉そうな事を言いながら、人間なんて所詮は自然の猛威の前には哀れなほど無力。偉大なる大自然に生かされている事を、謙虚に受け入れる必要性を改めて認識されたこの一年。
来るべき2012年は、この日の海の様に穏やかな一年となります様。

さらば激動の2011年よ・・・
2012年。日本中の皆様にあまねく幸あらんことを。
 
2011年暮れの浜街道をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
↓↓↓
浜街道 冬模様



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2011年12月17日土曜日

熊野古道伊勢路、馬越峠~天狗倉山をゆく

2011年12月11日(日)晴れ

【標高】
道の駅海山駐車場(35m)~馬越峠(325m)~天狗倉山(てんぐらさん)(522m)
【コースタイム】
道の駅海山(9:40)~馬越峠道入口(9:45)~夜泣き地蔵(10:00)~馬越峠(10:40)
~天狗倉山(11:00~11:50)~馬越峠(12:05)~馬越公園(12:45)~尾鷲駅(13:25)
【温泉】
夢古道おわせ(600円)

熊野古道伊勢路。
伊勢参りの旅人が、熊野大社を目指した行程およそ170kmの参詣道。古くからの石畳道が保存状態良く残され、熊野灘沿いに南下する風光明媚な巡礼路は、2004年、ユネスコの世界文化遺産として登録された。文化遺産登録を機に、三重県では官民を上げて熊野古道詣でのPRに躍起である。それが功を奏し、今まであまり脚光を浴びる事がなかった東紀州地域に、著しく人の流れを呼び寄せている事は間違いない。2年前、増加する観光客を見込んで、東紀州地域初のマクドナルド(R42号尾鷲店)がオープンした時には新聞のネタにもなった・・・(苦笑)

尾鷲杉とシダに囲まれた石畳道
地域振興の起爆剤ともなる平成の熊野詣道。その中でも、特に人気のコースの一つが「馬越峠道」。古びた石畳道が特に美しく保存され、峠からは、爽快なる大展望を味わえる天狗倉山(てんぐらさん)へも一登り。
「道の駅海山」から、あるいは「尾鷲駅」からと、アクセスも比較的便利な事もあり、熊野古道歩きビギナーにとってもお奨めのコースである。
今回、天狗倉山からの大展望に期待を寄せて、初冬の馬越峠道に初めて足を踏み入れてみる。

木漏れ日の石畳♪
「道の駅海山」に車を停め、R42号線沿いの馬越峠道入口へ。R42からの石段を登ると、早速、尾鷲杉とシダに囲まれた古の石畳道がお出迎えだ。よくぞこれだけの石畳を敷き詰めたものだ・・・と感心するほど、大小様々、苔むした重厚な石畳が、峠に向かって延々と続いている。熊野古道伊勢路のパンフレットでもお馴染み。適当な場所をセレクトして、お約束の石畳道の撮影にいざ挑戦!・・・とは言うものの、薄暗く、色彩にも乏しい石畳道の光景は、かなり難しい被写体の部類の一つ。露出調整も難しく、延々と続く石畳に構図も単調になりがち。苦しまぎれに樹間より漏れる陽の光を入れて見たり・・・と小手先の演出が精一杯。仕上がりを見てみると、どれ一つ思い通りの結果とならずにがっかり・・・(泣)
コンデジの限界?というよりも撮影技術の限界をあらためて痛感する。

天狗倉山より大台ヶ原方面
そんな涙ぐましい奮闘を繰り返す事およそ1時間。樹林に囲まれた馬越峠(325m)に辿りつく。ここから天狗倉山まではおよそ20分。とは言っても、気軽なハイキング気分で熊野古道を歩いてきた方々にとっては、ちと手ごわい、ハードな登りが続いている。
絶景を目指して黙々と高度を稼ぐこと数分。目の前に巨大な露岩が立ちはだかると、ようやく天狗倉山山頂だ。鉄製の梯子を使って露岩をよじ登ると、頭上にぱあ~っと初冬の紺碧の青空が広がっている。

尾鷲湾を望む

北西方向、銚子川の谷の奥には、台高山脈の山並みが連なり、三重県境最高峰の大台ヶ原、日出ヶ岳のなだらかな山容も指呼の間だ。大台ヶ原へのルートの一つ「尾鷲道」。大杉谷の崩壊により、唯一残された三重県側からの大台ヶ原への登路であるが、その山深さ、アクセスの悪さから、近年は利用する者もなく荒れ果てているとの事。青天の下、穏やかに横たわる大台ヶ原の山並みを眺めていると、テントを担いでのんびりと辿ってみたい気分が沸き起こる。いつかは歩いてみたい「尾鷲道」。


今日のおやつ♪
山頂の露岩の傍らには、南側に開けた別の大岩が横たわる。その上に登ると・・・お待ちかね!眼下にきらきらと輝く尾鷲の海のお出迎え♪。
尾鷲湾を挟んで横たわるのは大曽根浦の半島部。その左手に熊野灘の大海原が青空の下に広がり、右手には尾鷲の市街地がミニチュアの様に密集する。市街地の奥には東紀州地域最高峰の高峰山から、熊野古道伊勢路の最難所、八鬼山への山並みが、熊野に向かう旅人達を遮る壁の様に重々と連なっている。
まさに爽快な大展望♪。
古の熊野古道を行き来した旅人達も、峠からほんの少しの寄り道をしたのだろうか・・・?

便石~天狗倉山を望む

そんな古の旅人に想いを馳せつつ、大展望をお供に本日のおやつタイム♪
今日のメニューは、古道よろしく和の味わいの
つぶあん小豆最中

最中は、最近話題のテレビドラマのキーアイテムのひとつで、ちょっと気になっていた一品。さくさく皮に包まれた甘さ控えめの小豆餡が、以外と絶妙にコーヒーとマッチする。古道を巡る旅人気分で、大変おいしゅう頂きました♪。

程よい甘さを満喫した後は、峠から明るい石畳道を尾鷲側へと下る。馬越峠からは天狗倉山とは別に、便石(びんし)という山にも登る事ができる。こちらも山頂付近の露岩からの眺めに優れた、展望の名山ではあるが、本日は次のお楽しみの温泉に目が眩み(苦笑)、便石への山旅は次回のお楽しみに・・・。

尾鷲市街からは、馬越峠を挟んで、天狗倉山と便石の眺めが実に美しい。その二つの名山の間には、遠く台高山脈の山並みを望む事もできる。これからの季節、雪に覆われた台高の山並みも美しく望まれる事であろう。海の町のイメージの尾鷲ではあるが、中々どうして、美しき望岳都市の一面も垣間見えた、初冬の熊野古道、小春日和な一日でありました。

初冬の熊野古道馬越峠道をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
↓↓↓
熊野古道、馬越峠道をゆく



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2011年11月28日月曜日

藤原岳、初冬の鈴鹿山脈をゆく♪

2011年11月26日(土)晴れ

【標高】
大貝戸登山口駐車場(150m)~藤原山荘(1128m)~天狗岩(1171m)~藤原岳展望丘(1140m)
【コースタイム】
大貝戸登山口(8:10)~表登山道五合目(8:41)~表登山道八合目(9:05)~藤原山荘(9:30)
~天狗岩(10:10~10:45)~藤原岳展望丘(11:20~12:15)~藤原山荘(12:40)~
大貝戸登山口(13:50)
【温泉】
阿下喜温泉あじさいの里(500円)

鈴鹿7マウンテン。
40年近くも前、鈴鹿山脈の名峰を世に知らしめるため、近鉄などが中心となって選定した7つの名山。藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、鎌ヶ岳、雨乞岳、入道ヶ岳。40年経った今もなお、鈴鹿山脈を代表する名峰達である事に変わりはない。
その中で、唯一登り残していた7マウンテン最北の「藤原岳」。日本300名山。花の100名山としても有名で、特に早春のフクジュソウやセツブンソウの時期には、残雪の山に多くのハイカー達が押し寄せる、東海地方屈指の花の名山。本格的な冬山シーズンが訪れる前、初冬の好天の予報に期待を込めて、7マウンテン最後の一峰に足を踏み入れる。

朝の藤原岳

出発は三岐鉄道終点の西藤原駅に程近い大貝戸登山口。
大貝戸からの表登山路は針葉樹の植林が中心。展望のない登路に従って黙々と高度を稼いで行く。それでも、四合目から五合目にかけ、一部広葉樹の樹林が登山路を覆い、晩秋のゆく秋を惜しむ紅葉が最後の彩りを見せてくれる。標高差1000m近い登路とはいえ、良く整備された登山路に気分良く、コースタイム2時間40分のところ、1時間20分余りの快調ペースで藤原山荘に辿りつく。


カルスト台地
山荘周辺には開放的な高原台地が広がり、天狗岩方面への登山路沿いには、晴天の下、白く輝くカルストのオブジェが目に眩しい。目を転じて山荘の南側には、藤原岳山頂の展望丘がなだらかに横たわっている。
日陰部分には昨夜の新雪が登山路を優しく覆っている。天狗岩までは、起伏の少ないなだらかな丘陵ウォークを楽しめる。途中途中の落葉した広葉樹の林の中は、白い新雪に柔らかに覆われ、木漏れ日の下、斜面一帯きらきらと美しく輝いている。新雪を踏み込む毎、足もとで「きゅっきゅっ!」と雪の鳴く音も心地よく、一足早くプチスノーハイク気分♪

藤原山荘より山頂展望丘

天狗岩に向かう登山路のかなた、濃尾平野の奥には、御嶽、乗鞍から北アルプスの峰々が、晴天の下、冠雪の稜線を延々と横たえている。正面には伊吹山から加賀の白山への山々が、雪雲にかくれんぼしながら、随所で白く神々しい姿を見せてくれる。
藤原山荘から、気持ちの良いスノーハイクを存分に楽しむ事40分あまり。石灰岩の露岩の重なる天狗岩に到着。
振り返ると、藤原岳展望丘に連なるなだらかな稜線が、目の前にどっしりと横たわる。天狗岩の北側には、鈴鹿山脈最高峰、御池岳のでかい山体が、モノクロームの色彩に覆われて、初冬の凛とした雰囲気を醸し出している。



プチスノーハイク♪


限りなく透き通る青天の冬空の下、遥か峰々の雪化粧の眺めに、暫し時間を忘れて展望を楽しむ。
っと・・・気づけば時間は10時過ぎ。
この最高の眺めをお供に、毎度の如く本日も恒例のおやつタイム♪
今日のおやつはちょっと特別・・・
みんな大好き!仙台銘菓「萩の月」だいっ!(笑)
何故、こんなところで萩の月・・・?
これは、昨年北アルプスでお知り合いになった山友さんより送って頂いたお品。関東の大学の職員の方で、東日本大震災の被災地に何度かボランティアで訪問されているとの事。つい先日にも石巻を訪問され、その際、地域振興の一環よろしく宮城の名産をご購入。今回有り難くも、その貴重なおこぼれに預かったという次第・・・。
 
 
青天の月

「萩の月」。説明不要。(笑)
みなさんご存知の、ふわふわカステラ生地に、しっとりカスタードクリームたっぷりで、とろける様に上品な食べ応え♪。
郷里の名山を平和に満喫できる幸福に感謝しつつ、被災地の皆様にも、一日も早くのんびりとした時間を味わって頂ける事を切に願いつつ・・・貴重な東北銘菓。大変おいしゅう、大変ありがたく頂きました。
素敵なおやつタイムを提供してくださった山友さんに深く感謝!


雪化粧の林
 
抜ける様な青天の下、贅沢な時間を味わった後は、藤原岳山頂の展望丘を目指して雪の散策路を引き返す。

藤原岳山頂は、想像通り360度のパノラマ展望台。先ほどの天狗岩の奥に、相も変わらず御池岳の大らかな山容。振り返れば、竜ヶ岳から御在所岳へと、鈴鹿山脈南部の山々が陽光の下、重々と稜線を連ねている。
遥か北アルプス~中央アルプス~南アルプスの白き稜線は、初冬の青天の空を縁どる様に延々と連なっている。
「いと絶景かな~」

 
恵那山の左手は実は白根三山!

この絶景をおかずに、お楽しみ山頂のランチタイム♪
お昼にはあまりこだわらない性質なので、いつも通りの簡単なカップ麺をすすっていると、天狗岩でお知り合いになったご婦人から、温かい「うどんすき」の差し入れ♪。またも山友の嬉しい心遣いに、身も心もほっこりと暖まる!
麓のいなべ市にお住いというご婦人。藤原岳は勝手知ったるホームグランド。今年は、笊ヶ岳、谷川岳、日光の山々も歩き回られたという、かなりアクティブな山女?優しいお心遣いのお陰で、絶景プラスαの楽しい山頂を満喫する♪。唯一の心残りは・・・連絡先を聞かなかった事・・・?




ゆく秋を惜しむ名残の紅葉
というのも・・・山頂からの恵那山の眺め。
恵那山のすぐ左肩に固まる白き山塊に、あれは「八ヶ岳」な~んて会話をしてしまった事。帰宅後調べてみると、中央アルプスが邪魔をして、藤原岳から八ヶ岳は見えません。正解は南アルプスの白根三山の峰々。(汗)恵那山の左手は中央アルプス、右手は南アルプスという完全な思い込み。「じゃ~恵那山のすぐ左手に連なる山塊は何だ?」てな疑問に、安易に「八ヶ岳」なんて判断・・・
「展望の山旅」を標榜する個人的には、あまりにお粗末な判定ミス。出来ることなら、あのご婦人に正解をお教えしたい・・・





いなべ市在住のアクティブな(往年の?)山ガールにお心当たりのございます方。ぜひこのブログをあのご婦人へとご紹介下さいませ・・・(苦笑)
山行用の名刺を作ろうかとマジで考えた・・・初冬の鈴鹿山脈、好天の一日でありました・・・

初冬の藤原岳をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
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藤原岳、初冬の鈴鹿山脈をゆく♪


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2011年10月27日木曜日

おやつを持って近所の海へ・・・♪

先日来、何故か無性に食べたくなった「おやつ」を仕入れに伊勢神宮(内宮)へ・・・

清流五十鈴川

久々に宇治橋を渡って神域にも立ち寄ってみたが・・・
何やら今までとは違った雰囲気・・・?
そう・・・女3人寄れば何とやら・・・もとい!今までに比べて、明らかに若い女性のグループが増えている事に気づく。何だか華やか・・・(笑)
清流五十鈴川にも華が添えられた様・・・♪

伊勢神宮と言えば年配向けの渋い観光地の定番。若い人が集まるのはせいぜい初詣の時くらいのもの・・・と思っていたが・・・。これも昨今のパワースポットブームの影響か?

華やかな光景で・・・♪
いわずもがな、そもそも伊勢神宮(内宮)の神様は女神様・・・女性の関心が深いのは当然といえば当然か。もっとも、カップルのお伊勢参りは縁起が悪いと言いまして・・・・。天照大神様がやきもちを焼かれるからとかどうとか・・・?

いずれにしろ、古来日本の原点ともいえる神宮が、理由はどうあれ若い人達(特に女性陣)に支持される事は喜ばしい事。これを機会に、もっと伊勢志摩の賑わいに華を添える事につながれば、尚更。
ラーメン風はるさめ!
そんな事を思いつつ、神宮前のお店で目的の品をゲット!元々、近所の山の上で味わうつもりが、諸所の理由(林道通行止め・・・泣)で山頂にたどり着くこと叶わず・・・
結局、近所の海岸へ新商品の試食会も兼ねてプチピクニック。※2週続けて何とも安易・・・(苦笑)

試食の品は、たまたま神宮傍のコンビニで見つけた
ラーメン風はるさめ鶏白湯味
ラーメン風はるさめ自体は昨年から販売されていた様だが、「鶏白湯味」はこの10月からコンビニ先行販売の一品。作り方は至ってシンプル。熱湯を注ぎ軽くかき混ぜて待つ事5分。

鶏ガラスープの芳ばしい香りがすきっ腹の食欲を刺激する。透明じゃない!不思議なラーメン風のはるさめ麺は、想像したよりしっかり歯ごたえ、知らずに食べればラーメンそのもの。それでいて驚くほどの低カロリー!濃い目のスープとあっさりはるさめ麺の、何とも形容し難いハーモニーが想像以上にベストマッチ!がっつりラーメン食いたい人には当然物足りないけど・・・
これ、小腹が空いた時のおやつに、またはちょっとした夜食にはぴったりかも・・・♪
今後の新たなバリエーションに期待しつつ、一滴残さずぺろりあん♪

本日のおやつ♪

そしてお待ちかねの本日のおやつ♪
伊勢神宮内宮前のお店で購入してきました・・・
太閤出世餅

餅王国伊勢の餅土産は数あれど、一個一個、個別包装で丁寧に仕上げられている、一口食べきりサイズの手頃なお餅の筆頭格?
平べたい、もち肌の表面のほんのり焦げ目が食欲をそそる一品。控え目餡子が餅本来の旨さを引き立てて、想像以上のもちもち感で見た目以上の食べ応え。

3個入り250円の安さも魅力。お手軽おやつの伊勢土産!3個一気にぺろりあん♪
心地良い秋空の下、爽やかな潮風に包まれて、2品とも大変おいしゅう頂きました。

ハマシギの親子かな?
 腹ごなしは東黒部漁港までの砂浜ウォーク♪
途中、波打ち際では可愛らしい海鳥達が餌を啄むのに一生懸命。残念ながらバードウオッチャーじゃないおいらには、鳥の名前はよ~わからん・・・(泣)
後でネットで調べてみると、どうも冬羽の「ハマシギ」の様・・・
ご存知の方がいらしたならば容赦ない添削お願いします。※アルバムにも沢山写真をアップしました!

そんなこんなの秋の1日・・・季節は確実に変わりつつ・・・



伊勢神宮と近所の海岸の光景をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)



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2011年10月17日月曜日

意味もなく近所をさまよう・・・アンニュイな日曜日。

この日曜日は金~土曜の大雨から一転、津でも夏日を記録する晴天に。全国的にもフェーン現象の影響とやらで、季節外れの真夏日を記録するところも。土曜日の雨で散々だった伊勢まつりも、さぞや大賑わいだった事であろう。

当方はと言えば・・・土曜の夜に、ちょっと夜更かししてしまい、プチ寝坊の完全出遅れ。あまりの天気の良さに、どこかに行かねば!とうだうだ考えている間に時間はどんどん過ぎ去って・・・
久々デジブックで皆様の作品をあれやこれやと見ているうちにさらに時間は過ぎ去って・・・

「やべっ!10時回ってんじゃん・・・」

遠出を諦め近所の斎宮跡へコスモスを見に行ってみる。なんだかきわめて安直・・・。モチベーションのわいてこない日は大概こんな感じ・・・なんか貴重な1日を無駄にしてる感じで嫌だが、とにかく今年も斎宮跡のコスモスだけは見ておこう・・・。

こないだの小俣のコスモス畑同様、斎宮跡のコスモス畑も例年に比べてかなり規模が縮小されている。しかも、花の盛りは既に終わりに近付いている。一部では既に来春の菜の花畑の準備に取り掛かっている様子。おまけに台風や大雨の影響か、お花畑の皆様、全体的にくたびれ感が否めない。
折角なので撮影に取りかかるが・・・以外と風が強くて、アップでの撮影がままならない。
それでは遠景で・・・と思ってみたが、密集して咲いているところ、まばらに咲いているところと、てんでばらばらでお気に入りの構図も決まらない。
とりあえず散策や野良作業の人物を遠景に、安易な構図決め。
バックの近鉄特急は、まいどお馴染みのワンパターン・・・(苦笑)
1時間以上もさまよって、結局満足ゆく成果も得られずに、今年のコスモスもこれにて終了・・・

ちと消化不良な今年の斎宮跡コスモスをウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
↓↓↓
アルバム 「斎宮跡コスモス」

それにしても、10月も中旬だというのになんという暑さ・・・
お昼を食べた後、近所の海岸に車を停め、窓を全開に心地良い海風でクールダウン。
自然と眠気に包まれて、シートを倒して惰眠を貪るお昼寝タイム。

Zzzz・・・・・・・・・ムニュっ?
「やべっ!2時間も寝てしまってんじゃん!」

いつの間にか、FM三重の山下達郎も終わってる!(苦笑)
この季節、3時をまわると、すでに一日の終わりの始まり?の雰囲気・・・秋の日はつるべ落としと言うが、西に傾いたおてんと様は、1日を無為に過ごす輩を嘲笑うかの様に、追いすがる手をすり抜けて1日の幕引きにスパートをかける。
このまま今日1日の晴天を無駄にするのも癪だ。
とりあえずどこかで日の入りでも撮影するか・・・
用事で松阪に行ったついでに、櫛田川の取水堰に立ち寄る。
正式名称は「櫛田祓川頭首工」
櫛田川下流域のプチダムみたいな雰囲気だ。
斎宮跡の傍を流れる祓川の水はここで取水され、松阪、多気町、明和町を流れ下って伊勢湾へとそそぐ。

祓川河口付近の夕景風景は、以前にウェブアルバムにアップしています。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。

取水堰から眺める夕日は、櫛田川上流方向、白猪山~局ヶ岳の合間に向かって落陽する。
白猪山、局ヶ岳は、伊勢富士とも呼ばれる堀坂山(ほっさかさん)とあわせて「伊勢三山」と呼ばれている。太古の昔より、伊勢の海上を航行する船舶から方角の目安となった山々で、そのせいか「伊勢の三つ星」とも呼ばれ、この地域の人々には古くから親しまれている。
山登りを始める人なら、まずは堀坂山(757m)、次に白猪山(820m)、局ヶ岳(1029m)と足慣らしして、鈴鹿や、蓮の奥山へとステップアップしてゆくのが、常套とも言える。
そんなお馴染みの山々の合間に沈みゆく夕日を眺めながら・・・
無為に過ぎ去った晴天の1日・・・・こんな日もありかな・・・と意味もなく強がってみたりする。秋の日の夕暮れ・・・

あっ・・・今日は体動かしてないのでおやつはお預けね・・・(泣)

櫛田川の夕刻をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
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2011年10月10日月曜日

「崩壊!」江馬小屋谷・・・

2011年10月8日(土)晴れ

【標高】
江馬小屋林道入口(350m)~ナンノ木平(1180m)~白倉山(1236m)
【コースタイム】
江馬小屋林道入口(8:15)~江馬小屋登山口(8:40)~獣檻(9:30)~ナンノ木平(10:15)
~主稜線(10:35)~白倉山山頂(11:45~12:45)~稜線上露岩でお昼(13:45~14:15)
~ナンノ木平(14:45)~獣檻(15:10)~江馬小屋登山口(15:55)
【温泉】
香肌峡温泉スメール(700円)

9月の紀伊半島豪雨の猛威は、蓮の山奥にも甚大なるダメージを与えていた。
先月末、蓮ダムを訪れた際、ダム湖に溜まる赤茶けた泥水が気になっていた。上流から莫大な量の土砂が流れ込んだ証拠である。蓮川上流の谷は大丈夫なのか・・・?


在りし日の江馬小屋登山口
今回、蓮の谷の中で、宮の谷の一つ下流にあたる江馬小屋谷へと、9月の豪雨以来始めて足を踏み入れてみる。 江馬小屋谷の登山口までは、県道蓮峡線から江馬小屋谷に沿って伸びる、江馬小屋林道が利用できる。江馬小屋林道は、以前から車高の低い私の車では登山口まで乗り入れるのが難しく、今回も林道入口の空スペースに車を停め、登山口まで10分程の林道歩きを開始する。しばらく歩くと、突然目の前の林道の左半分がすぱっとなくなっているのに出くわす。林道の半分が、左側の谷にざっくりと崩れ落ちてしまっているのだ!これでは車1台通過するのも困難か?さらにしばらく歩くと、右手斜面からの出水で崩壊したと思われる岩塊が林道全体を覆っている。ここに至っては、例え車高の高い車と言えども通過する事は不可能である。そして・・・驚愕のシーンはこの後すぐ!

左岸はざっくり流されて・・・
江馬小屋登山口は江馬小屋谷と野江股谷の合流地点にある。林道終点には登山口に渡る小さな赤い鉄橋が架かっていた(上の写真)・・・それが・・・
右手、野江股谷からの濁流が流し去ったのか、沢の左岸、つまり手前の大地がざっくりと崩壊し、残された巨大な礎石の上に、向こう岸に渡るための小さな赤い鉄橋だけがむなしく空に漂っている。狭い谷に長時間に渡り、大量の濁流が流れ込んだ結末であろうか・・・荒れ狂う自然の猛威の凄まじさよ!暫しこの光景に呆然と立ちすくむ。
気を取り直す様に、崩落に気遣いながら崖を下り、左岸を流し去った濁流が嘘の様な、細く穏やかな沢を渡渉して、向こう岸に渡る。

林道も車両通行不能
 江馬小屋登山口からの入山は3度目。台風の影響か、大量の落葉で登山路の踏み後も見失いがちであるが、コースの雰囲気がある程度記憶に残っているので、路を誤ることはない。こんな状況で、最近は登山者の利用もないのか、至るところで雲の巣に襲われ、たまらず適当な長さの木の棒を振りかざしながら歩く。さらに人気のなさが不気味で、棒で切り株や岩を叩きながら、あるいは熊鈴を全開で鳴らしながら、静かな山道を騒々しく登っていく。これ熊除けの為の自己顕示行動のつもり・・・
蓮の谷では、宮の谷のさらに上流、奥ノ平谷付近が熊の生息地と言われるが、北海道では町中まで熊が現れる昨今。お願いだから、突然のお見合いはなしね!とばかりに、騒音を発しながら歩く小心者の私・・・(苦笑)

晴天の迷岳に♪(白倉山山頂にて)
主稜線に出てからは、櫛田川と宮川の分水嶺となるやせ尾根を、白倉山へと向かう。以前、この尾根を池木屋山まで歩いているので、白倉山まで歩けば迷岳から池木屋山までの市町境尾根(松阪~大台)を踏破する事となる。

しかしながら、このやせ尾根が中々のアップダウンで難路とくる。テープや踏み跡も不明瞭で、稜線にこだわり過ぎると、とんでもない藪こぎを強いられたりする。もっとも、無理に稜線を歩かず、松阪側の斜面を巻いて行けば随分歩きやすい・・・という事を帰り路で気づく・・・(苦笑)
とにかく山慣れした者にしかお勧めできないルートではある。
古ヶ丸山と仙千代ヶ峰
そんなこんなで、ようやくたどりつく白倉山山頂。登山口から3時間。久々に遠い山頂だ・・・(疲)。
以前、迷岳から縦走して踏破した山だが、その時に比べ、山頂の周りの藪が成長して、見晴らしが若干悪くなった様な気がする。とはいえ抜けるような晴天の下、見えるべき山は全て見える。「展望の山」の代名詞に嘘偽りなしの大展望。静寂の山頂にて、全て独り占めの贅沢を満喫する。

そして、もちろんお待ちかねのおやつタイム!
本日のメニューは「ココアロールケーキ♪
ほんのりほろ苦いココア生地に、甘さ控えめのふんわりクリームがベストマッチ!ホットコーヒーと一緒に、ふんわり、まったり至福のおやつタイム。晴天の秋空の下、大変おいしゅう頂きました・・・♪


抜群の晴天の中。人っ子一人出合わずの静寂の8時間・・・玄人好みの登山路だけに、早期復旧が望まれる、秋風爽やかな江馬小屋谷登山路でした。

江馬小屋谷の現状をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
↓↓↓
アルバム 「崩壊!江馬小屋谷」



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2011年10月2日日曜日

コスモスとみたらし団子と秋の空・・・

コスモスが好き!

4月になると、花見の計画でそわそわする人も多いと思うが、私はこの季節になるとコスモス(秋桜)の様子が気になり、そわそわしてしまう。今年のコスモスの開花状況はどんなだろう?まだ早いかな?いやもう遅いかも・・・あの休耕地は今年もコスモスが満開だろうか?
降り注ぐ陽の光に満ち溢れた、華やいだ季節の終わりを告げる初秋の風のメッセンジャー。爽やかな秋風にそよぐ可憐な姿と、原色に白い絵の具を混ぜ合わせた様な控えめな彩りに、何時もそこはかとない情緒を感じずにはいられない。そんな可憐で控えめなコスモスの花が私は好きである。

伊勢市小俣町に、毎年綺麗なコスモスを楽しめるスポットがある。
「おにぎりせんべい」でお馴染みの、マスヤの工場の傍に、県道を挟んで広がるお花畑。地元の方々が四季を通じて、様々な花を育てていて、咲き誇る花々が何時も県道を通り過ぎるドライバーの目を癒してくれている。そのお花畑も、今の時期はコスモスが主役である。
昔に比べて随分規模が小さくなった気がするが、控えめな雰囲気が、清楚なコスモスの花に見合って逆に情緒が感じられる。

うちの近所でコスモスを楽しむには、大概、ここに来るか、明和町の史跡斎宮跡を訪ねるかのいずれかである。今日も、斎宮跡の付近を車で通過してみたが、そちらはあまり咲いている雰囲気が感じられなかった。年によって、植えたり植えなかったりしているのか・・・時間があれば来週また見に行ってみようっと!

昨年の斎宮跡コスモスの様子は以下のウェブアルバムをご覧下さいませ。
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実は、小俣にコスモスを見に行く時には、別の楽しみがある。それはマスヤの工場の横に建つ「おかき本舗」。昔はマツヤの和菓子系のお菓子がメインのお店だった記憶があるが、例の赤福偽装事件の影響でしばらく営業を自粛。再開したかと思ったら、メインはせんべい、おかき系のお店に変わってしまっていた。餡子ファンには寂しいところだが、実演販売の焼きたておかきは、市販では味わえない香ばしさが魅力の絶品!そして昔も今も変わらず販売されているのが、お目当ての「みたらし団子」♪
団子は、しょうゆだれとくろみつの2種類で一本100円。たっぷりのたれに包まれた、焼きたてのもっちりやわらか団子は、ずっしり重量感で食べ応え十分♪
一箱5本入り500円のしょうゆだれみたらし団子をお供に、近所の大仏山公園へとプチピクニック。
大仏山は明和町と伊勢市、旧小俣町の境界にある丘陵地。昔は山頂に遊具も設置されており、子連れで良く遊びに来たものだが、老朽化により遊具は撤去。今じゃ、子供も遊び相手にはなってくれず、変わらないのは、伊勢市街から伊勢湾にかけての広々とした展望のみ。
秋らしい雲に覆われた秋空の下、焼きたて、ほくほくのみたらし団子をしんみりと味わう、静かな午後の一時。



伊勢市街の奥に朝熊山
って、気づいてみたら5本一気にぺろりあん!

お前っ、食いすぎやろ!(爆)

可憐なコスモスの美しさに酔いしれる、繊細で叙情的な秀才イメージ台無し・・・(苦笑)

こりゃ来週はまた、ハードな山でダイエットやな・・・(疲)

コスモスと大仏山をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧下さいませ。(スライドショーにてご覧頂けます)
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アルバム 「みたらし団子と秋の空」


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