2011年5月4日(水)晴れ
【標高】
御在所ロープウェイ駐車場(390m)~御在所岳(1209.8m)~国見岳(1171.5m)
【コースタイム】
御在所ロープウェイ駐車場(7:05)~中道登山口(鈴鹿スカイライン旧料金所)(7:30)
~地蔵岩(8:20)~キレット(8:30)~8合目(1100m)(9:03)~富士見岩(9:20)
~御在所山上(9:45~10:25)~国見峠(10:34)~国見岳(10:48~11:10)
~天狗岩・ゆるぎ岩(11:25)~藤内小屋(12:34~13:25)~蒼滝橋(鈴鹿スカイライン)(13:50)
~御在所ロープウェイ駐車場(14:05)
【温泉】
湯の山温泉ホテル湯の元(800円)
|
富士見岩より鎌ヶ岳 |
恐らく15年くらい前だったか・・・中道を登り、鎌ヶ岳に縦走した記憶くらいしか残っていない。
それ以来、ロープウェイで山上遊園地化したこの山に足が向く事はなかったが、巷はGW真っ只中。急遽思い立って観光登山気分で再訪してみた。
スタート地点も鈴鹿スカイライン沿い登山口ではなく、わざわざ湯の山温泉街を選ぶはなからの観光気分。
温泉街から中道登山口まではおよそ30分ほど。
さすがメジャーな山だけあって、すでに近畿、名古屋圏のナンバーの車で駐車場は満杯状態。
中道登山道も御在所岳1番の人気コースとあり、普段の登山とは明らかに雰囲気の違う老若男女に溢れ、コース途中、至る所で渋滞発生。
|
御在所岳山頂 |
早出したおかげで時間も十分あるので、写真を撮りながらのんびりと山頂を目指す。
標準コースタイムを大幅に経過して2時間30分ほどで山頂。
すでにロープウェイの営業も始まっているので、いきなり観光客の群れにまぎれる。いつもはうざったく感じる、乗り物利用の山上一般観光客だが、はなから観光気分の今回は、全く気にもならないのが不思議だ。
御在所岳山上は冬場は三重県内唯一のスキー場も営業する、なだらかな丘陵が広がる気持ちのよい場所である。
傍らには、5月のこの時期でも、そり遊び用の可愛いゲレンデがオープンしていて、子供達がそり遊びに歓声を上げている。
|
観光気分♪ |
そんな気持ち良さそうな光景を眺めながら、冷たいアイスクリームを堪能する♪
観光気分MAX(笑)
そんな感じで、御在所山上にて5月の爽やかな風をまったりと満喫した後は、今回は国見岳方面へ縦走してみる事とする。
鎌ヶ岳方面へ縦走する人が多いのだろうか、国見岳への道に入った途端、登山者の姿はぱったりとなくなった。
このコースでは、途中途中で、御在所岳北面の岩場の迫力ある眺めが楽しめる。
中でも、東海のクライマー達の登竜門とも言うべき、藤内壁の荒々しい岩肌が迫力である。
静寂の国見岳山頂を満喫した後は、ゆるぎ岩経由で国見尾根を下山する。露岩の多い御在所山域の中でも、ゆるぎ岩からの展望は群を抜いて爽快である。眼下に箱庭の様に広がる菰野の町の光景は、高度感も相まって実に絶景である。
黄砂の影響か、遠景は霞んで見れないが、空気が澄んでいれば四日市、伊勢湾の眺めも爽快であろう。
ゆるぎ岩からは藤内小屋に向けて国見尾根を激下り。さすがにこの下りでは他の登山者と出会うこともない。
2008年の豪雨で壊滅的な打撃を受けた藤内小屋は、いまだその時の爪跡を荒々しく残している。
しかしながら、春の日の沢の水はそんな事も忘れたかの様に美しく澄みきっていた。沢沿いでまったりとお昼をとりながら今日の行程を振り返ってみる。春の日ののどかな陽光に彩られた、見所満載の観光登山といったところであろうか・・・
締めはほっこりと温泉でパーフェクト!
今回の山行の写真をウェブアルバムにまとめました。
よろしければ下のリンクをクリックしてご覧くださいませ。
↓↓↓
アルバム「御在所岳 春山行」
にほんブログ村