【標高】
朝明渓谷駐車場(390m)~釈迦ヶ岳(1097.1m)~猫岳(1058m)~ハト峰(860m)
【コースタイム】
朝明渓谷駐車場(7:50)~庵座の大滝(8:30~9:00)~釈迦ヶ岳最高点(1097.1m)(9:49)
釈迦ヶ岳三角点(10:03)~釈迦ヶ岳北面展望地(10:20~10:50)~ハト峰(12:00~12:20)
~下山途中の堰堤でお昼(12:40~13:10)~朝明渓谷駐車場(13:45)
【温泉】
湯の山温泉希望荘(500円)
菰野町役場の奥に釈迦ヶ岳 |
どこに行こうか、地図とにらめっこ。蓮は先週行ったばかりなので、久々に鈴鹿まで足を運ぶ事とする。
目的地は以前から登りたかった「釈迦ヶ岳」。
釈迦ヶ岳は鈴鹿山脈のちょうど中間地点にあたり、麓から望まれる根張りの立派な尾根に登行欲をそそられる。左肩にちょこんと尖る猫岳の山容にも何処か愛嬌が感じられる。
庵座の滝 |
緩やかな山道を歩くこと30~40分程、庵座谷ルート最大の見所、落差40mの「庵座の大滝」に到着。フィックスロープを頼りに滝壺まで降りることが出来る。それほど大きくもない庵座の谷に、鈴鹿でも屈指の規模のこの大滝。狭い谷ゆえその全貌を写真に収めるのも難しい。滝壺傍まで近づくと、マイナスイオンたっぷりのシャワーミストが全身一杯に降り注ぐ。盛夏にはさぞや気持ち良い事だろう。
庵座の滝の左岸を高巻いて、さらに庵座谷を上流へと詰める。
三段の滝で庵座谷を見送り、稜線への急斜面をフィクスロープ頼りによじ登る。ここから急登とフィクスロープの連続。鈴鹿でもこれほどロープ伝いの急登は他にないのではないか?加えて、2ヶ月のブランクの萎えた重たい体で、思うように足も上がらない。息絶え絶えに、亀の様な歩みで、黙々と高度を稼いで行く。ただ、頭上に広がる染みるような青天の秋空が、萎えそうになる心を奮い立たせてくれる。体に鞭打つ奮闘数十分。ぽこっ!と、辿りついた釈迦ヶ岳最高点「1097.1m」の標識?マップの庵座の滝からのコースタイム1時間50分との記載が嘘の様。あまりにあっけなく、いつの間にか釈迦ヶ岳の最高点に到達。
駐車場の親父さんの言葉に従って、三角点より北に5分ほど下ってみる。縦走路脇の露岩がその場所か?確かに人気ない静寂の展望台で、この至福の大展望を一人しみじみと満喫する。
天高く晴れ渡る秋空が、身も心も優しく癒してくれる。鈴鹿山脈、幸せ色に染まる青天の秋の一日でした。
庵座の滝の左岸を高巻いて、さらに庵座谷を上流へと詰める。
釈迦ヶ岳より四日市コンビナート |
とはいえ、天高く晴れ渡った秋空の下、最高の景色が出迎えてくれた事に変わりはない♪
眼下に広がる伊勢平野と伊勢湾。遠く濃尾平野の向こうには、恵那山から中央アルプスの山並み。さらに御嶽~乗鞍と北アルプス槍穂高の山々。鈴鹿の藤原岳の向こうには、なんと加賀の白山までもが見渡せる。
最高の遠望♪
釈迦ヶ岳南面の崩壊地(大蔭) |
そして恒例の山のおやつタイム♪
本日のおやつは「チョコチップスコーン」
手のひらサイズのスコーンは生地ぎっしりで食べ応え満点。飲み物がないとちょっと辛いかも・・・本日は、ホットコーヒーも一緒でベストマッチ!お腹一杯に頂きました♪
美しい白砂の名峰ハト峰 |
釈迦ヶ岳からハト峰への縦走路は、一転、なだらかなアップダウンの気持ち良い山道が続いている。爽やかな秋空の下、正面に御在所岳~雨乞岳を眺めながら、快適な縦走路を辿って行く。
左手には釈迦ヶ岳南面の大蔭の崩壊地の光景が、アルペンムードを盛り立てる。右手には、途中、琵琶湖と比良の山並みも。
そんな1時間程の快適な稜線漫歩の末に辿りつく「ハト峰」。
山というよりは、稜線上の小高い丘といった感じだが、山全体が、鈴鹿特有の花崗岩のざれた白砂に覆われていて、とても美しい。きらきらと光る白砂が、秋の青空に一際映えて目にも眩しい。暫し、雪のような白砂と戯れる。
日向ぼっこ♪ |
ハト峰からは朝明渓谷に向け、谷沿いの路を下山する。途中、日当たりの良い堰堤に陣取り、爽やかな秋の空気を体一杯に浴びて日向ぼっこ♪
ここ最近の仕事疲れも、この秋空が吸い取ってくれるかの様。
ここ最近の仕事疲れも、この秋空が吸い取ってくれるかの様。
天高く晴れ渡る秋空が、身も心も優しく癒してくれる。鈴鹿山脈、幸せ色に染まる青天の秋の一日でした。