【標高】
宇賀渓駐車場(326m)~竜ヶ岳(1099.6m)~重ね岩(830m)~石榑峠(690m)
【コースタイム】
宇賀渓駐車場(7:40)~ホタガ谷出合(7:58)~県境三叉路(9:25)~竜ヶ岳(9:40~10:20)
~重ね岩(10:35)~石榑峠(10:55)~小峠(11:10)~長尾滝(11:35)
~ホタガ谷出合付近渓谷(12:30~13:15)~宇賀渓駐車場(13:35)
【温泉】
片岡温泉(600円)
新緑が青空に映える |
石榑峠は「酷道」マニアの聖地としてその名を全国に轟かせた名(迷?)峠である。
意地悪なコンクリートゲートが車幅2m以上の車の通り抜けを頑なに拒む、およそ国道とは思えぬその光景に、多くのマニア達が小躍りした伝説の峠でもある。
2008年豪雨で三重県側の国道が崩落し、長きに渡って不通区間となっていたが、復旧工事も進まぬままに、この3月、トンネル経由の石榑峠道路の開通を迎えるに至った。
このトンネルのおかげで、三重県いなべから滋賀県東近江への通り抜けがわずか60分に短縮されてしまい、「酷道」マニアの走行欲を熱く満たしていた石榑峠詣も、もはや風前の灯となってしまったと言えよう。
石榑峠の現状はいかに?
そんな石榑峠の今を見たくて、竜ヶ岳を目指した。
竜ヶ岳へのプロムナード |
竜ヶ岳は、石榑峠の「最寄山」だ。今回はついでに登っとくか!程にしか考えていなかった。
出発はいなべ市の宇賀渓。人気ない早朝の渓谷の飲食店街を通り抜け、林道を歩く事20分程。
ホタガ谷出合の登山口から裏道登山道の植林の急登を這い上がる。
道はほどなくして、ホタガ谷の渓谷と付かず離れずの涼しげな登路へと変わっていく。水量豊富な沢の水は、ところどころで小振りの滝を成しながら、登りの疲れを癒してくれる。
沢の最上流部に近づいたかなと思った頃、突然、目の前がぱ~っと開けて、開放的な笹原の斜面が出迎えてくれる。
出発はいなべ市の宇賀渓。人気ない早朝の渓谷の飲食店街を通り抜け、林道を歩く事20分程。
ホタガ谷出合の登山口から裏道登山道の植林の急登を這い上がる。
道はほどなくして、ホタガ谷の渓谷と付かず離れずの涼しげな登路へと変わっていく。水量豊富な沢の水は、ところどころで小振りの滝を成しながら、登りの疲れを癒してくれる。
沢の最上流部に近づいたかなと思った頃、突然、目の前がぱ~っと開けて、開放的な笹原の斜面が出迎えてくれる。
なんと爽快な光景であろうか!雲ひとつない抜けるような青空の色彩と相まって、竜ヶ岳山頂への最後のプロムナードは、来る者すべてを天空の城へといざなってくれているかの様だ。その期待に応えるかの如く、山頂からの展望も360度申し分なし。
さすがに今日はアイスクリームは出てこないので、至福の山頂を温かいコーヒーでまったりと満喫する。極楽。
想像を遥かに超えた名山・・・竜ヶ岳。「ついで」なんて言って「ごめんなさい」です。
竜ヶ岳山頂をどっぷりと満喫した後、すっかり二の次となってしまった石榑峠までは、花崗岩のざれた白砂の道を激下り。
峠周辺には滋賀県側から登ってきた車が並んでいた。噂のコンクリートゲートは、三重県側への通り抜けを拒むかの様に鎖で通せんぼ。
廃道と化した石榑峠道(国道421号)を三重県側に下っていくと、程なくして小峠の第1コンクリートゲート。青空の下、竜ヶ岳の山容が気持ちよさげに横たわっていた。
さすがに今日はアイスクリームは出てこないので、至福の山頂を温かいコーヒーでまったりと満喫する。極楽。
想像を遥かに超えた名山・・・竜ヶ岳。「ついで」なんて言って「ごめんなさい」です。
コンクリートゲートより竜ヶ岳を望む |
峠周辺には滋賀県側から登ってきた車が並んでいた。噂のコンクリートゲートは、三重県側への通り抜けを拒むかの様に鎖で通せんぼ。
廃道と化した石榑峠道(国道421号)を三重県側に下っていくと、程なくして小峠の第1コンクリートゲート。青空の下、竜ヶ岳の山容が気持ちよさげに横たわっていた。
豪快な長尾滝 |
小峠付近で石榑峠道を外れ、花崗岩の美しい沢に沿って下山する。
この下山路の最大の見所が「長尾滝」。
水量豊富で立派な滝が、人気ない山中に轟音を轟かせていた。そして滝壺は限りなく透明に近いエメラルドグリーンの清水で満ち満ちていた。何と美しい光景であろうか!
ずっと眺めていたいその美滝を後に、美しい沢をホタガ谷出合まで下っていく。この道は何度も渡渉を繰り返し、気を抜くとすぐにテープを見失ってしまいそうで、山慣れしていないと危ない印象。増水している時も注意が必要だ。
いくつもの美滝を眺めながら、沢沿いを下り続けること小1時間。吊橋を何度か渡ると、朝の登り口、ホタガ谷出合に辿りつく。
近くの沢沿いで、ちょっと強めの春の日を浴びながら、まったりと昼食。
当初の目的は何処へやら。
思わぬ見所満載で得した気分一杯! 風薫る五月の鈴鹿山脈でありました。
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こんばんは^^
返信削除こちらにお邪魔しました^^
アイスクリームが、お好きなんですね~
私は、コーヒー。ブラックで。
ありがとうございま~す^^
紘子野さん!
返信削除コメントありがとうございました。
青空の下、飲み食いするものは、どんなものでも、美味しく感じられますね。
次回は何を味わおうか・・・
アルバム拝見しました!
返信削除写真がとてもきれいで、癒されます。
素晴らしいと思いました☆
事後報告ですが、宇賀渓キャンプ場管理人のブログで紹介させていただきました。すみません^^;
ここのたこ様。
返信削除コメントありがとうございました。
拙作を素敵なサイトでご紹介頂きまして恐縮でございます。
本当のキャンプ場管理人様でございますか?
次回訪れる際には、ぜひ立ち寄らせて頂きたいと思います。
よろしくお願いします。
はい!
返信削除実は本当の管理人なのです(笑)
ぜひ、お立ち寄りの際には「どのこたこ?」とおっしゃって下さいませ。「ここのたこ!」とお答えいたしますです(ははは)^^